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内定出る人・出ない人
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面接対策(最後に何か言い残したことがあればどうぞ)

岡です。こんにちは。「努力しても成果が出ないのなら、この辺は手を抜こう」…こんな誘惑が心をかすめているかもしれません。もしも、その一つが「新聞を読む」ならば、これだけは気をつけてください。新聞を読む人と読まない人との差は、確実についてしまうものです。

<きまじめA君の場合>
きまじめAくん
〜ある企業の二次面接〜
…自己PR、志望動機に関するやりとりが終わり…
(心の中:いつもよりは良い緊張状態で臨めているけど、やっぱり一押しが弱いというか、言い足りていないな…どうして僕はこうなのかな…)

「(心の中:普通の大人しい学生という印象で物足りないな…しかし、緊張状態で自分の良さを出せない学生も多いから、何かプラスアルファがあるか?を確認してみるか…)では、最後に何か言い残したことがあれば、どうぞ

(心の中:えっ? 何を言ってもいいのかな?)

「自己PRでも、志望動機でも、他のことでも、何でもいいんですよ」

(心の中:チャンスをくれたのかな…)ありがとうございます。

(この瞬間に、面接官との間に自分が作っていた溝がなくなったA君)では、自己PRに付け足してなのですが、私は、リーダーシップをとるなど派手な面はありませんが、ほんとーに(この一言を心の底から発するA君)コツコツまじめに取り組むことには自信があります。
「そんなに自信があるのですか?」

はい、あります!(きっぱり)

「(心の中:おやっ、こんなにハッキリと言い切れる側面もあるんだ…)わかりました。では、面接はこれで終了です」

…という面接でした。
学生の真の良さを発掘しようという側面を持っていた面接官で良かったね。また、その面接官の心に応える対応ができたね。「ありがとうございます」以降のA君は、頭ではなく心で回答できていたね。

あの時は、用意したものではなく、「伝えたい!」というものが浮かんできて、それを、その気持ちのまま答えることができました。

それが最高の面接だ! この精神状態を忘れずに、次の面接でも、この気持ちと同じ状態で臨めば、同じような面接にすることができるよ。

次回の面接の目標は、最初から「ありがとうございます」以降の気持ちで臨むことだ!
同じ気持ちで答えれば、あの面接と同じ状態の自分になれる。あの気持ちになるスイッチは…、あっ、「ありがとうございます」だ! メモメモ…


<ちゃっかりB君の場合>
〜ある企業の集団面接〜…A君のエピソードから一つの作戦をたて面接に臨んでいるB君…
「では、これで面接は終了です」

あ、あの〜お願いがあります。

「なんでしょうか?」

もし、よろしければ、一言だけ付け加えさせていただきたいことがあるのですか?(よろしければ、という一言を忘れないように)

「では、時間もありませんので一言だけならば…」

ありがとうございます(まず、この一言!)! 志望している営業についてなのですが、家族や親せきから営業の話を聞き、本当に大変な仕事だとわかっています。それでも、頑張りたいと思っています。よろしくお願いいたします!(やや早口で、しかし気迫を込めて一気に話し終え、頭をペコリと下げるB君)

「(にっこり)わかりました。Bさんの押しに期待しましょう。では、面接は終了です。ありがとうございました」

…という面接で、作戦通りでした。
どんな作戦を立てていたの?

A君の話を聞いて、「自分から最後の一言をお願いすれば、100%で締めくくれるな」ってね。で、最後の一言をOKしてもらえれば、「ありがとうございます」と言えて、会社に感謝する気持ちも生まれるし、なんたって、最後の一言だけなら、もうエネルギー全開で言えるからね。ということで、あの最後の一言を準備していたのさ。

うわ〜、B君が輝いて見える。話す言葉の語尾にまで余裕が浮かんでいる〜。

でも、「ダメです」って言われたらどうしようと思っていたの?

そしたら、「失礼しました」って言って、引くだけさ。

そんなに、あっさり? でも、とっておきの最後の決めアピールが言えなくて、もしも不合格だったら後悔が残らない?

いや、最後の一言のお願いも聞いてくれない会社に入社できたとしてもさ、風通しが悪そうだから、まぁ、落ちてもいいんじゃないの。

ますますB君が輝いて見える〜

海外からの留学生と比較して、日本の学生は大人しいと不満を持っている企業も多いから、B君のような横並びの面接で終わらせようとせず、最後に自分の伝えたいことを伝えきる機会を作ろうとする学生に期待を持つ企業も多いかもしれないね。結果はどうあれ、作戦を立てて臨んだB君を大いに評価したい!

よ〜し、次も同じ手でいくぞ〜

いや、同じ会社の次の面接で同じ手では、まずいと思うよ…ボソボソ


今回のポイント

「最後の一言に情熱を込めよう」

最後にチャンスをくれる企業も多い

「最後に何かあればどうぞ」とアピールチャンスをくれる企業も少なくありません。また、就活に成功した先輩たちの多くが、この「最後の一言」を重視し、かつ、活かしています。最後の一言が、面接官に残る最新の記憶となることも考えれば(=選考を左右するインパクトが大きい)、この最後の一言チャンスを大切にしたいですね。

最後の一言チャンスを自分で作ろう

面接官の「最後の一言をどうぞ」待ちでは、このチャンスが確実に回ってくるとは言えません。そこで、自分からお願いをする能動性を発揮しましょう。この時、最後の一言で勝負するもよし、事前に「店舗訪問をしての感想」「提案書」を作成しておき、それを「お時間のある時に読んでいただければ幸いです」と、さっと手渡すもよし、です。

お願いを通して社会性もアピールできる。

相手の都合を一切伺わずに「最後に一言よろしいでしょうか?」といきなりお願いする…これでは社会性の点でマイナスです。また「時間の関係もありますから短くならどうぞ」のあと、長々と自己PRする…も同様です。
「お伺いをたてる」「感謝する」「面接官の忙しさを考え短時間で、そして感謝で締めくくる」を満たしましょう。また、これらをスマートに満たすことで、社会性を持っていることもアピールできます。

こっそり人事の本音

面接の最後に毎回、品ぞろえについての提案書や店舗訪問の感想を提出した学生が記憶に残っている。

登場人物プロフィール
きまじめAくん
某大学4年生。就活が本格化してきて、面接に苦労しています。大変だけど、まじめに取り組んで克服したいと思います!
ちゃっかりBくん
某大学4年生。営業職に就きたいと思って就活してるっす。2人には助けられてばっかりだけど、一緒に内定取れるように頑張るっす〜!
しっかりC子さん
某大学4年生。A君と同じゼミです。女性の能力を最大限に活かせる仕事に就きたいわ!

プロフィール

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岡 茂信 (おかしげのぶ)

ジョブアナリスト。人事採用担当者の経験から、現在は大学での就職アドバイザー、企業採用アドバイスをはじめとしたさまざまな就職・採用支援活動を展開している。

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バックナンバー
Vol.37 面接対策(最後に何か言い残したことがあればどうぞ) 5/18掲載
Vol.36 面接対策(これまでの就職活動の結果は?) 5/11掲載
Vol.35 面接対策(面接に受からない。面接基本復習2) 4/27掲載
Vol.34 面接対策(面接に受からない。面接基本復習1) 4/20掲載
Vol.33 面接対策(入社を決意することはできますか?編)) 4/13掲載
Vol.32 面接対策(当社を第一志望群に選ぶ理由は?編) 4/6掲載
Vol.31 面接対策(5年後10年後の目標は?編) 3/30掲載
Vol.30 面接対策(入社後どんな仕事をしたいですか?編) 3/23掲載
Vol.29 面接対策(これまでに訪問された会社は?編) 3/16掲載
Vol.28 面接対策(圧迫面接実況編) 3/9掲載
Vol.27 面接対策(グループディスカッション編) 3/2掲載
Vol.26 面接対策(集団面接編 その2) 2/24掲載
Vol.25 面接対策(集団面接編 その1) 2/17掲載
Vol.24 今後の就活に向けて 2/10掲載
Vol.23 面接に必要なコミュニケーション力 2/3掲載
Vol.22 初めての面接に向けて 1/27掲載
Vol.21 社員訪問を依頼しよう 1/20掲載
Vol.20 説明会でアピールしよう 1/13掲載
Vol.19 エントリーシートその3(自己PR編) 1/6掲載
Vol.18 エントリーシートその2(志望動機 編) 12/22掲載
Vol.17 エントリーシートその1(基本編) 12/16掲載
Vol.16 合同企業説明会に参加しよう 12/9掲載
Vol.15 エントリーをしよう 12/2掲載
Vol.14 会社研究に取り組もう その2(客観比較編) 11/25掲載
Vol.13 会社研究に取り組もう その1(研究基本編) 11/18掲載
Vol.12 キャリアビジョンを描こう 11/11掲載
Vol.11 仕事研究その2(職種研究編) 10/28掲載
Vol.10 仕事研究その1(業界研究編) 10/14掲載
Vol.9 自己分析(他己分析編) 9/30掲載
Vol.8 自己分析(実践編) 9/16掲載
Vol.7 自己分析(理解編) 9/2掲載
Vol.6 キャリアについて考えよう 8/19掲載
Vol.5 インターンシップの心構えと先輩の感想 8/5掲載
Vol.4 インターンシップ攻略法 7/22掲載
Vol.3 夏休みの過ごし方 7/8掲載
Vol.2 今後の活動の全体像を理解する 6/24掲載
Vol.1 将来のために今できることを考えよう 6/1掲載

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